今回やってきたのは、兵庫県淡路市多賀にある伊弉諾神宮（いざなぎじんぐう）です。

伊弉諾神宮は日本最古の神社として知られ、淡路島で一番格式が高い神社です。

地元では「いっくさん」の愛称で呼ばれ、昔から多くの人々によって崇拝されてきました。

淡路島へ行くなら、まず訪れて欲しいスポットです。

日本最古の神社として知られる「伊弉諾神宮」

伊弉諾神宮は、日本書記や古事記にも出てくる、国内でいちばん歴史があるとされる神社です。

国生み伝説の発祥地として有名な淡路島にあり、日本列島をつくったとされる神様、伊弉諾尊（いざなぎのみこと）、伊弉冉尊（いざなみのみこと）の二柱が祀られています。

この二柱は日本で最初の夫婦として知られています。

そんな伊弉諾神宮は日本最古というだけあって、境内に足を踏み入れるととってもおごそかな雰囲気。

本殿は三間社流造りで格式が感じられます。

正門前へ到着すると、まず約8ｍある大鳥居が出迎えてくれます。

鳥居を抜けてすぐ右手には、国家“君が代”が刻まれた「さざれ石の碑」があります。

夫婦大楠（めおとおおくす）

厳かな雰囲気がいっぱいの伊弉諾神宮。

境内には県指定の天然記念物、夫婦大楠のご神木がそびえています。

樹齢900年の夫婦大楠は、とっても神秘的な雰囲気です。

こちらはもともと二本あった株が、成長するにつれて一本の大きな巨木へと変化していった、とても珍しい樹木です。

夫婦円満、子宝、長寿の御利益があるパワースポットとされ、多くの方々が訪れます。

この木に触れると、何だか温かくて優しい気持ちになますよ。

古代ロマンを感じる「陽の道しるべ」

伊弉諾神宮を中心に、太陽の運行図を表したモニュメントです。

東に伊勢神宮、西に海神神社、夏至の日の出方向に熊野那智大社、冬至の日の入り方向に出雲大社があります。

この図を見るとこちらの伊弉諾神宮を中心に、太陽の動きや由緒ある神社との位置関係など、偶然とは思えない！？とても興味深い内容が描かれているモニュメントです。

とってもユニークな「頭髪感謝の碑」

あまり毛根のオブジェは見た事がないですよね。

古来より「髪」は訓読みから「神」「上」に通ずるものがあり、髪には霊魂が宿るとされ神聖化されていました。

そんな髪に宿る生命の源への感謝を捧げるため、理容・美容業界の方々によって建てられました。

名前の通り、髪の毛の毛根を表している珍しいモニュメントです。

パワースポットで知られる岩上神社

次にやって来たのは、伊弉諾神宮から車で約６分ほどのところにある岩上神社です。

室町時代に創建されたとされる神社で、石上神宮の分霊である布都魂神（ふつのみたまのかみ）が祀られています。

階段を上るとまず拝殿があり、その後ろに朱色の本殿があります。

拝殿の裏側に見えるのは、神籠石と呼ばれる巨大な石。

高さ12ｍ、周囲16ｍの卵型をしており、神が宿る石として人々に信仰されてきました。

触れることは出来ませんが、神籠石へと続く「神岩参道」があり、近くまで階段を上って行くことができます。

そこからの景色はとても素晴らしく、遠くに海を望むことも出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本最古の神社とされる淡路島にある伊弉諾神宮。

高速道路のインターからも近く、津名一宮ＩＣを降りると道の両側に石灯籠がならんでいます。

伊勢神宮のようなおごそかなイメージとともに、境内は明るく開放的な感じで、日本古来の伝統が受け継がれています。

日本の歴史や神話に想いを馳せながら、パワースポットを巡ってみてはいかがでしょうか？

パワースポットと言われるだけあって、清々しい気持ちになりますよ。

名称： 伊弉諾神宮 いざなぎじんぐう
住所： 兵庫県淡路市多賀740
電話： 0799-80-5001
駐車場： 無料駐車場あり
伊弉諾神宮のページ

名称： 岩上神社　いわかみじんじゃ
住所： 兵庫県淡路市柳澤乙614
電話： 0799-80-5001(伊弉諾神宮)
駐車場： 無料駐車場あり

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