お猿さんが神の使い!?滋賀の厄除けスポット「日吉大社」【大津】

今回紹介するのは、滋賀県大津市にある「日吉大社」です。

平安京の表鬼門を守ってきた、歴史ある神社

日吉大社は、比叡山の麓にある約2000年もの歴史をもつ神社。

全国に約3800あるといわれている日吉、日枝、山王神社の総本宮でもあります。

平安京の北東でいわゆる「鬼門」に位置することから、都を守る厄除け・魔除けの神社として崇敬されてきました。

そんな日吉大社は「神猿(まさる)さん」と呼ばれる猿が神の使いであることで有名です。

まさるは「魔去る」「何よりも勝る」という意味で、とても縁起がよいとされています。

ホンモノの猿も2匹、社務所の前で飼育されているので必見です!

元々比叡山には猿が多数生息しているそうで、いつからか魔除けの象徴となりました。

いたる所に神猿さんがいる境内

境内を進むと大きな「山王鳥居」が迎えてくれます。

鳥居の上部が合掌のポーズに似た独特の形をしているので、「合掌鳥居」とも呼ばれています。

日吉大社は西本宮と東本宮があり、西本宮楼門は国の重要文化財にも指定。

楼門の軒下の四隅には「棟持ち猿(むなもちざる)」と呼ばれる木像の猿がいて、たった4匹で屋根を支えています。

普通なら見逃してしまいそうですが、実はそれぞれ違ったポーズをしているんです。

一方の東本宮の参道には「猿の霊石」を呼ばれる岩があり、離れた場所から岩の正面を見ると、しゃがみこんだお猿さんに見えるので、別名「猿岩」とも呼ばれています。

他にも東本宮には、注連縄や紙垂が張られた「亀井霊水」と呼ばれる聖なる井戸も。

昔はここに池があって、伝教大師参拝の折に霊亀が浮かんできたので、この水を占ったところ「仏様に捧げる水を汲む井戸にするべし」というお告げから、「亀井」と名付けられました。

かわいい授与品はゲットすべし

日吉大社には神猿さんにちなんだ授与品が数多くあります。

お猿の顔の形をした「お猿絵馬」は、それぞれ好きなように描き込んでオリジナルのデザインを作ることができます。

ここぞという勝負の時にはぜひ絵馬を書いてみてはいかがでしょうか。

「神猿みくじ」は、ズラリと並んだマサルさんの中から気に入ったマサルさんを選んで、お尻の赤い紐を引っ張るとおみくじが現れるかわいいスタイルです。

茶色のマサルさんは魔除け・厄除けに、金色のマサルさんは加えて金運にもご利益があります。

マサルさんはおみくじを引いたあとも置物として使えるので、持って帰って玄関や神棚に飾って厄除けを願いましょう。

まとめ

日吉大社は平安時代から都の守護神として、厄除けのご利益で知られています。

もみじの名所としても有名で、新緑の季節や11月中旬の紅葉が美しく境内を彩ります。

名称: 日吉大社 ひよしたいしゃ
住所: 滋賀県大津市坂本5-1-1
電話: 077-578-0009
時間: 9:00-16:30 年中無休
拝観料: 大人300円、小人150円
駐車場: 駐車場あり
日吉大社のページ

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